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干し柿作りに挑戦!皮剥き・紐通しから学ぶ、日本の伝統食文化

(更新日: 2026年4月17日)
干し柿作りに挑戦!皮剥き・紐通しから学ぶ、日本の伝統食文化
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「これが干し柿になるの?」——子どもたちの素直な驚きから始まった体験

「え、このまま干すだけで甘くなるの?」

皮をむいた柿を手に、不思議そうな顔で見つめる子どもたち。干し柿は、冷蔵庫も砂糖も使わずに、柿と風と時間だけで作られる日本の伝統的な保存食です。その不思議さと奥深さを、インクルでは実際に手を動かしながら体験しました。


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干し柿づくり、どんな作業をしたの?

今回の体験では、次の工程を子どもたちが自分の手で行いました。

皮むき

ピーラーを使って、柿の皮を丁寧にむいていきます。柿は丸くて持ちにくく、力の加減が難しいのですが、子どもたちは集中して取り組んでいました。

手先を使う細かい作業は、指先の感覚や力のコントロールを育てるうえでも、とても良い機会です。「うまくむけた!」という達成感が、次の作業への意欲につながっていきます。

紐通し

皮をむいた柿に紐を通し、吊るせる状態にしていきます。柿のへたの部分をうまく使って紐をかける作業は、見た目以上に手先の器用さが求められます。

「ちゃんと落ちないかな?」と心配しながらも、一つひとつ丁寧に仕上げる姿が印象的でした。


なぜ干すだけで甘くなるの?——素朴な「なぜ?」を大切に

干し柿の不思議なところは、渋い柿が干すことで甘くなるという点です。

これは、柿に含まれる「タンニン」という渋み成分が、乾燥する過程で変化するためです。難しい化学の話ではなく、「自然の力ってすごいね」と感じてもらえれば十分。 子どもたちの「なんで?」という疑問は、科学や食への興味の入り口になります。

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こうした素朴な驚きや疑問を大切にすることが、インクルが体験活動を通じて育てたいことのひとつです。


手を動かす体験が、子どもの発達を支える

発達支援の観点からも、干し柿づくりのような手仕事には多くの意味があります。

  • 手先の巧緻性(こうちせい)を育てる:皮むきや紐通しは、指先の細かい動きのトレーニングになります。
  • 集中力・持続力を養う:一つの作業を最後までやり遂げることで、達成感と自信が育まれます。
  • 段取り・見通しを学ぶ:「皮をむいて→紐を通して→干す」という工程を理解することが、見通しを持って行動する力につながります。
  • 日本の文化・季節を感じる:冬の風物詩である干し柿を通じて、季節の移ろいや食文化への関心が芽生えます。

完成が楽しみ!時間をかけて育てる「待つ体験」

干し柿は、作ったらすぐに食べられるものではありません。干し始めてから完成まで、数週間の時間がかかります。

毎日少しずつ変わっていく柿の様子を観察しながら、「まだかな」と待つ時間も、この体験の大切な一部です。

すぐに結果が出ない体験を通じて、**「待つ力」「期待する心」**を育てること——それもまた、インクルが大切にしている支援のひとつです。


おわりに

干し柿づくりは、皮むきや紐通しという小さな作業の積み重ねから成り立っています。でも、その一つひとつに子どもたちの真剣な表情があり、驚きがあり、達成感がありました。

完成した干し柿を口にしたとき、きっと「自分で作った」という誇らしさが、甘さをひときわ引き立ててくれるはずです。

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